TVモニタで、インカメラ VFXを行いたかったので、UE5のnDisplayを使ってみました。 nDisplayが、実世界に配置されたTVモニタのサイズとカメラとの位置を定義するツールで、 インカメラ VFXのInnerFrustumの計算を行ってくれること。 Switchboardが、nDisplayで設定した仮想モニタを描画管理するツール(複数モニタへの分割表示も可能) の2点のイメージを持って進めるとスムーズです。
nDisplayと、Switchboardと、Live Linkのプラグインをインストールする
コンテンツブラウザで、nDisplay configを新規作成する
新規作成したnDisplay configを開いて、nDisplayscreenのモニタサイズを指定する
ICVFXcameraのActorを新規追加する
Clusterを新規追加して、解像度やIPアドレスを指定する
Clusterのprojection policy設定で、meshとnDisplayscreenを設定するとスクリーンに背景が描画される
ICVFXcameraの位置と、nDisplayscreenを調整し、InnerFrustumが描画できることを確認する
レベル画面に戻って、nDisplay configをレベルにドラッグアンドドロップする
ドラッグアンドドロップしたnDisplayのActorに、ICVFXCameraのActorが紐づけてあるので、そこにレベル上のメインカメラとするCinem Camera Actorを紐づける
紐づけたCinem Camera Actorの位置を調整すると、ドラッグアンドドロップしたnDisplayのActor画面上で、InnerFrustumが連動するようになる
ここまでレベルの準備は出来たので、スクリーン描画設定をSwitchboardで行っていく。まずSwitchboardを立ち上げる
ディスクトップのショートカットからも、SwitchboardとSwitchboard Lisnerを立ち上げることが可能
Switchboardで、先ほど作成したレベルのプロジェクトと、起動したいレベル名を紐づける
Switchboardで、nDisplayを紐づける(このnDisplayからフルスクリーン描画を起動できるようになる)
Switchboardで、nDisplayと接続し、フルスクリーン描画を起動する
レベルに配置したnDisplayの画面が、フルスクリーンで描画される
参考文献
Unreal Engine 4.27 In-Camera VFX Tutorials | 3: nDisplay Config - YouTube