Flow-Developers

Raspberry Pi, Raspbian, python, ROS, IoT, 電子工作, 機械学習, Deep learning, ライフハック

IK Retargeterの使い方を理解すれば、UE5のmetahumanにアニメーションを転写するのは簡単

IK Retargeterの使い方を理解すれば、UE5のmetahumanにアニメーションを転写するのは簡単でした。書きます。

  • [Animation (アニメーション)] > [IK Rig (IK リグ)] > [IK Retargeter (IK リターゲッタ)] を選択

  • アニメーションをリターゲティングする元の IK リグを選択(今回はIK_metahuman)

  • (今回は)SK_manekin用に作られたアニメーションをmetahumanに転写するので、「Source IKRig Asset」と「Source Preview Mesh」をSK_manekinに対応したものに変更する

  • 続いて、「Target IKRig Asset」と「Target Preview Mesh」をmetahumanに対応したものに変更する(m_tal_unw_body_previewで良い。男性ならば。女性は似たような名前で別のMeshがある)

  • 2つのMeshが見やすいように、Targetの位置をずらす

  • ここが重要!結局のところアニメーション転写で失敗するのは、SourceからTargetに写す時に、対応するリグのありなしに依存する。metahumanは指と連動した手首のところに複数のリグ(HOGEmetacarpal)があり、SK_manekinやその他からアニメーションを転写する場合、ここに間違ったRigが自動で対応づけされてしまい指のアニメーションが滅茶苦茶になる。なので、この手首のところに複数のリグ(HOGEmetacarpal)の対応づけを「None」にして対応させなければ良い。結局は、異なるリグ同士の対応づけを調整すれば良いだけ。という基本を理解しておけばその他問題にも対応しやすい。

  • 右手側にも、手首のところに複数のリグ(HOGEmetacarpal)があるので、None」にして対応づけを外す

  • Asset Browserのところに、SK_manekinに対応づけられたすべてのアニメーション一覧があるので、好きなものを選ぶ

  • Export Selected Animetionで、metahumanにアニメーションを転写したアニメーションを書き出すことができる

  • 問題なく、metahumanでアニメーションすることができた

IK Retargeterについて説明しました。結局のところ、異なるリグ同士の対応づけを調整すれば良いだけ。という基本を理解しておけばその他問題にも対応しやすいので、ぜひそれを念頭に置いてトライしてみてください。

参考文献

www.youtube.com

Unreal Engine での IK リグ アニメーションのリターゲティング